 
	
ハーブ栽培TOP > スイートバジルの育て方 > バジルの苗のほぐし方
	バジルの苗を購入して育てる場合、市販されている苗には、たいてい一つのポットに数本、多いときは10本以上の芽が出ているものもあります。
	普通は定植したあとで、元気な1本を残してあとはカットして間引いて育てる事になります。
	つまり、バジルを5本育てたい場合、バジルの苗を5つ購入する事になります。
	これは、市販のバジルの苗は、数本のバジルの根が絡まった状態になっているものが多いので、
	そのまま根を崩さず分けることが難しい為です。
	
	しかし、せっかく一つのポットに何本もの苗が出ているのですから、
	これらを全て苗として植える事ができれば、苗を複数買わなくても済みます。
	今回は、市販されているバジルの苗の根を、うまくほぐす方法をご紹介します。
	
	 (2016年5月29日)
	(2016年5月29日)
	バジルの苗を一つ買ってきました。近くの園芸店で160円でした。苗の本数を数えてみますと11本出ています。
	今回はこの苗を使って苗のほぐし方をやってみます。
	作業は、夕方や曇りの日や太陽が当たらない場所で行います。根をほぐす作業は太陽が当たると株が弱ってしまう為です。
	
	 バジルの苗をポットからそっと取り出しました。
	苗は茎が中心付近に集中しており、ポット全体に根がびっしりと回っていてそのままほぐす事は根が傷ついてしまうので困難です。
	バジルの苗をポットからそっと取り出しました。
	苗は茎が中心付近に集中しており、ポット全体に根がびっしりと回っていてそのままほぐす事は根が傷ついてしまうので困難です。
	
	 バケツや洗面器などに根の全体が隠れる程度の水を入れ、その中にバジルの苗の根の部分を入れて
	やさしく揺らしながら土を落として行きます。
	これは必ず根を水の中に潜らせた状態でやって下さい。
	水から根が出ている状態で行うと、土が落ちる時に根が切れやすくなる為です。
	バケツや洗面器などに根の全体が隠れる程度の水を入れ、その中にバジルの苗の根の部分を入れて
	やさしく揺らしながら土を落として行きます。
	これは必ず根を水の中に潜らせた状態でやって下さい。
	水から根が出ている状態で行うと、土が落ちる時に根が切れやすくなる為です。
	
	 土が徐々に落ちてくると根の状態が見えてきます。
	土が徐々に落ちてくると根の状態が見えてきます。
	
	 水が濁ってきますので、根の状態がわかるように何度か洗面器の水を変えながら土を落として行くと
	数分で写真のように土がほとんど落ちた状態になります。
	水が濁ってきますので、根の状態がわかるように何度か洗面器の水を変えながら土を落として行くと
	数分で写真のように土がほとんど落ちた状態になります。
	
	 次に一番大事な作業に入ります。
	外側のバジルの苗の茎の根本付近を一本つかみ、水の中で揺らしながら他の根からほぐして行きます。
	内側の苗をつかむと外側の苗の根が絡まっているのでうまくほぐれませんので、外側でなるべくほぐしやすい小さな苗からほぐして行きます。
	次に一番大事な作業に入ります。
	外側のバジルの苗の茎の根本付近を一本つかみ、水の中で揺らしながら他の根からほぐして行きます。
	内側の苗をつかむと外側の苗の根が絡まっているのでうまくほぐれませんので、外側でなるべくほぐしやすい小さな苗からほぐして行きます。
	
	根が外れたら、次にまた外側のなるべく小さな苗の茎をつかんでそれを繰り返して最後の苗まで全てほぐして行きます。
	これも必ず根の全体が水の中にある状態で行います。
	
	 全ての11本のバジルの苗をきれいにほぐしました。根の部分は水につけてあります。
	全ての11本のバジルの苗をきれいにほぐしました。根の部分は水につけてあります。
	
	 今回はほぐした苗のうち大きめのものから8本ほどをすぐに庭に地植えしてみました。
	1つのポットから取得した苗なので、大きさはバラバラですが、
	大きく育ってしまえば特に問題はありません。
	庭や畑に地植えする場合ですが、根をほぐしてすぐ定植させる場合には、なるべく曇りや雨の日が続きそうな日や、
	少なくとも夕方日が沈んだ後など太陽が当たらない状態で行って下さい。
	植え終わったらタップリ水を与えます。
	あとは出来れば日除けをつけるなどして、根が安定するまでの数日間は太陽に直接当たらないようにしたほうが失敗する確率は下がります。
	今回はほぐした苗のうち大きめのものから8本ほどをすぐに庭に地植えしてみました。
	1つのポットから取得した苗なので、大きさはバラバラですが、
	大きく育ってしまえば特に問題はありません。
	庭や畑に地植えする場合ですが、根をほぐしてすぐ定植させる場合には、なるべく曇りや雨の日が続きそうな日や、
	少なくとも夕方日が沈んだ後など太陽が当たらない状態で行って下さい。
	植え終わったらタップリ水を与えます。
	あとは出来れば日除けをつけるなどして、根が安定するまでの数日間は太陽に直接当たらないようにしたほうが失敗する確率は下がります。
	
	日除けが作りにくい場合は、地植えする場合でも、ほぐした状態のバジルの苗を根が落ち着くまではポットに植えて数日は日陰で管理し、
	根が安定してから定植させる方法もあります。
	鉢植えの場合には植えた後の数日間は根が落ち着くまで日陰で管理すればOKです。
	
	
	
	 (2016年6月16日)
	(2016年6月16日)
	バジルの苗を植えてから半月以上経ちました。
	写真のようにバジルは全てうまく根付いて育ってきました。
	11本あったバジルの苗のうち8本を庭で露地栽培にし、
	残りの3本は鉢植えにしたのですが、全てのバジルが元気に育っています。
	今日はバジルを摘芯したいと思います。
	(写真の上のほうに写っているのは大葉です)
	
	 バジルの茎を土から2節か3節目の葉が出ているすぐ上でカットします。
	葉の付け根からは新しい脇枝になる芽が出ているのがわかります。
	摘芯は、脇枝を成長させて葉を多く収穫できるので是非やって下さい。
	バジルの茎を土から2節か3節目の葉が出ているすぐ上でカットします。
	葉の付け根からは新しい脇枝になる芽が出ているのがわかります。
	摘芯は、脇枝を成長させて葉を多く収穫できるので是非やって下さい。
	
	
	
	 (2016年7月5日)
	(2016年7月5日)
	前回摘芯してから3週間近く経ち、脇芽から育った茎や葉も大きく成長してきました。
	一番大きな苗から育ったバジルは既に地上から40cmぐらいあります。
	あとは同じようにそれぞれの茎を収穫を兼ねて摘芯しながら育てて行くと
	どんどん葉が茂ってきて収穫量が増えます。
	
	
	
	 (2016年8月8日)
	(2016年8月8日)
	バジルの現在の写真です。
	葉が混みあっているところから順次収穫しています。
	それでも最近は消費よりも成長のほうが早いので、時々大量に収穫し、バジルペーストを作っています。
	バジルは地域にもよりますが、10月ごろまでは収穫する事が出来ます。
	
	
	
	関連記事
	バジルの育て方
	バジルを苗から育てる(鉢植え)
	バジルをタネから育てる(鉢植え)
	バジルを挿し芽(挿し木)で増やす
	バジルの苗のほぐし方
	バジルをタネから育てる(地植え)
	バジルのタネの取り方
	
	