ハーブ栽培TOP > スイートバジルの育て方 > バジルをタネから育てる(鉢植え)
今度はバジルを種(タネ)から育ててみます。
バジルはタネからでも難しくなく育てられます。タネから育てると苗と違って、発芽などを観察できるので、
また違う楽しみがあります。バジルのタネは春先になると園芸店などで売られています。
もちろんインターネットでも購入可能です。
(2012年5月19日)
バジルのタネは昨年買ったものの残りがあったので、これを使ってタネを植えてみようと思います。このタネは100円ショップで2袋で105円でした。
タネはちょうどごまみたいな感じですが一回り小さいぐらいの大きさです。
タネは小さなポットに蒔きました。土は園芸店でタネまき用の土を売っていたらそれを利用するのが良いでしょう。 タネは数粒をばら撒きしますが、バジルは発芽に光を必要としますので土はかけなくてよいです。 タネを蒔いたらタネが流れないように霧吹きで水を与えます。
バジルのタネに水を与えるとみるみるうちにタネが白くなってふくらんできました。タネが膨らむというか白いゼリー状のものに包まれてちょうどタピオカのような感じになりました。 バジルは別名「目箒(めぼうき)」と呼ばれていますが、昔はこの膨らんだタネを目に入れて目の掃除をしたとか…。
(2012年5月25日)
バジルのタネを植えてから1週間と経たないうちに芽が出てきました。芽は小さいですが、ミントみたいに見えないほど小さくはありません。
タネを覆っていた白いゼリー状のものはあれから数日かけてだんだんしぼんで行った感じてしたが、
これは定かではありませんが発芽に必要な水分をあのゼリー状のものから吸い取っていたのではないかと推測します。
(2012年5月29日)
タネを植えて10日目です。ふた葉が大きくなって開きました。バジルのふた葉はそこそこ大きいですね。
(2012年6月10日)
バジルのタネを植えてから3週間経ちました。本葉が大きく開いているのがわかります。もう少ししたら定植できると思います。
(2012年6月11日)
バジルの苗も育ってきましたので、今日は6号鉢に定植したいと思います。
鉢に土を2/3ほど入れてポットからそっとバジルの苗を取り出して鉢に移します。
まわりに土を入れて行き、元の土の位置より少し上ぐらいまで土を足します。
最後に水をタップリ与えれば完了です。
(2012年6月17日)
バジルの苗を定植してから1週間経ちました。
円内のように苗も勢いの良いものが判別できるようになりましたので、
良い苗を1本だけ残してあとは抜いてしまいます。
(2012年7月1日)
間引きしてから2週間経ち、背丈も20cmを超えましたので下から2節の上で摘心しました。1節めも2節目にも葉と茎の間には既に脇芽が出ています。
円内が摘心する前です。摘心を繰り返す事で、脇芽がどんどん出て葉を多く収穫できます。
(2012年7月22日)
摘心してから3週間経ちました。タネを蒔いてから約2ヶ月です。もう十分に葉を収穫できるような大きさになりました。
良く日が当たる所に置き、水も土の表面が乾いたらタップリと与えます。
2週間に1回ほどハイポネックスなどの液体肥料を水で薄めて与えるとどんどん元気に育ちます。
(2012年8月10日)
バジルも8月に入って暑くなってくるとどんどん生長が早くなり、収穫を繰り返していると脇芽がどんどん出て来て立派なバジルになりました。
実は写真に映っている2鉢のバジルは購入した同じ種類のタネから育ったものですが、なぜか葉の艶などが違っています。
タネは2つのポットに植えていて2つの鉢にそれぞれ定植していました。
写真ではわかりにくいかも知れませんが、左の鉢のバジルの葉は艶があり少し丸みがあるのに対して、右の鉢のバジルの葉は艶はなく形も少し尖っている感じがあります。
土も肥料も同じく与えていて違いがあるとすれば、左のほうの艶のある葉の鉢が少し小さいというぐらいです。
鉢が若干小さいので右の大きな鉢のバジルと比べると確かに生長は少し悪いのですが、
葉の艶が違うのはやはりタネの違いによるものと考えられます。
市販のタネの一袋には同じ株のタネだけが入っているわけではないと思いますので、株のタネの違いによりこのような結果が出ることもあると思います。
香りについては2鉢とも同じようなバジルの良い香りがしています。
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