ハーブ栽培TOP > スイートバジルの育て方 > バジルを挿し芽で増やす
今年はバジルを指し芽で増やしたいと思います。
バジルは1年草なので、基本的にはタネや苗を購入して育てるようになるのですが、
栽培中のバジルから挿し穂を作って、挿し芽でも簡単に増やす事ができます。
(2013年6月5日)
今年タネから育てているバジルです。ちょうど摘芯しようと思っていたので、
摘み取った茎で挿し芽をしたいと思います。摘芯は、脇枝を成長させるので、
葉を多く収穫できるようになる為に是非やって下さい。
摘芯は、地上部から葉の出ている2〜3節の上をハサミやカッターでカットします。
今回は、親株のほうの重心を低くしてみようと思い、節から既に脇芽が出ている1節目の上から摘芯しました。
カットした茎で挿し穂を作ります。挿し穂は、写真のように、下から1節目の葉をカットし、その上の葉を残してさらにその上部の茎をカットします。
葉をカットする時には、茎を傷つけないように気をつけて下さい。
カットした葉はもちろん料理に利用します。
挿し穂は、すぐに土に挿さずに1時間ほど水につけて水を吸い上げさせてから土に挿します。
しかし、今回はそのまま水ににつけておいて、水の中で発根させてから土に植える方法を取ります。
こうする事で、失敗する確率がグンと下がるのです。
挿し穂を水につけたらそのまま根が出るまで室内や日陰に置きます。
水は1〜2日おきに替えて下さい。
バジルを水の中で発根させると、光の方向の関係で茎が曲がってくる事があります。
特に異常ではありませんのでそのまま発根させて下さい。
(2013年6月15日)
バジルの挿し穂を水につけてから数日で茎から根が出始めてました。
そして10日経った写真です。
水につけた部分から根がビッシリと出ています。
特に一番下のカットした付近と、葉をカットした節の部分から根がいっぱい出ているのがわかります。
これぐらい根が出ていれば挿し芽の失敗はほとんどないと言ってよいと思いますので、
鉢に植えたいと思います。
バジルは既に発根しているので、そのまま鉢に定植できます。 今回は先日摘芯した元株バジルと同じ大きさの鉢を用意しました。 これに底石を敷き、鉢の上部から数センチ下まで土を入れます。土は園芸店などで売っているハーブ用の土が簡単で良いですが、 バジルは水はけがよければどんな土でも大丈夫ですので土にこだわらなくてよいと思います。
鉢の真ん中にバジルを植える為の穴を空けます。深さは根が出ている部分が隠れる程度で、上の葉は土につかない程度に調整します。 挿し穂をその穴に入れますが、土をかける時には根が取れないようにそっと土をかけて、上からちょっと抑えつける程度にします。
植え終わったら、水をタップリ与えて土と根をなじませます。
このまま根が落ち着くまで数日は日陰に置き、そのあと日の当たる場所に移動させます。
(2013年6月28日)
バジルの発根したものを挿し芽してから13日目です。
脇枝もだいぶ成長し、大きな葉が数枚開いています。
よく見ると、脇枝から伸びた葉の部分から新しい脇芽も出ていて、
確実に根付いているのがわかります。
発根させたものを挿し芽すると、その後の成長が速いです。
今日はバジルの収穫を兼ねて摘芯したいと思います。
摘芯は、脇芽を成長させて葉を多く収穫できるので是非やって下さい。
挿し穂をした苗なので既に脇枝が成長していますが、その脇枝をさらに摘芯します。
伸びている脇枝の1節目の葉の上でカットします。 2つの枝とも摘芯しました。カットした葉はもちろん料理に使います。 また脇芽が成長したら収穫を兼ねて摘芯を繰り返します。
(2013年7月15日)
前回摘芯したバジルの脇芽が育ってきたので、収穫を兼ねてまた摘芯したいと思います。
脇芽は4本伸びていますので、4本とも摘芯します。
2回目の摘芯をしました。 下のほうの葉で黄色くなっているような葉は取り除きます。 夏の日差しが強く気温が上がっている時などは、葉が焼けてしまうことがあります。 そのような葉は、いずれ枯れてしまうので摘み取って風通しを良くしておきます。
(2013年8月4日)
バジルの挿し穂を作ってから約2カ月です。
もう収穫できるまでに成長しています。
この後普通に収穫して行けば、どんどん脇芽が出て葉を多く収穫できるようになります。
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