ハーブ栽培TOP > タイムの育て方 > タイムを種から育てる
タイムは乾燥に強く、耐寒性もありますので育てやすいハーブです。
今回はタイムを種から実際に育ててみようと思います。
タイムの種は発芽までが短くて発芽率もよいので種から育てやすいハーブといえます。
(2013年5月21日)
タイムの種は非常に小さく、黒っぽい丸みを帯びた形をしています。
写真の種は、100円ショップで2袋105円で購入したものです。
発芽率は70%以上という表記がありました。
タイムの種は小さなポットに種まき用の土を入れ、ばらまきしました。
土はかぶぜずにそのまま霧吹きでたっぷり水を与えます。
あとは日陰に置きますが、発芽するまでは水が乾かないように与えます。
(2013年5月25日)
種をまいてから2日目ぐらいから発芽し、4日目の写真です。
種が小さいという事もあり、ふた葉は数ミリ程度と小さいものです。
発芽した後は日当たりのよい場所に移動します。
(2013年6月7日)
発芽してから2週間ほど経ち、一番大きな芽を残してあとは間引きました。
本葉も出ていますがとても小さいものです。
(2013年6月15日)
間引きしてから1週間が経った写真です。タイムの芽も大きくなりましたので、
数日したら定植したいと思います。
(2013年6月24日)
タイムが発芽してから約1カ月が経ちました。
ここ数日曇りが続いてタイムは少し徒長ぎみですが、このへんで鉢に植え替えたいと思います。
今回は6号鉢に定植してみたいと思います。
鉢に底石を入れた後、水はけのよい土を入れ、
ポットからタイムの苗をそっと取り出してなるべく根を崩さないように鉢の真ん中に植え替えます。
タイムを植えた後は、水をタップリと与えて完了です。
植え替えの時に根を崩してしまった場合には根が落ち着くまで、
数日は日陰で管理して下さい。
(2013年6月28日)
タイムは立木のものと匍匐(ほふく)のものがあり、今回植えたタイムは土を這うように広がるほふく性のもので、
葉の付け根から出ている脇芽がさらに上に向かって伸び始めています。
そこで横に伸びた主茎の脇芽を土の上に出しながら主茎の茎に土をかぶせました。
こうする事で、土の中の茎から根が出てそれぞれの脇芽が成長して行きます。
(2013年7月12日)
脇芽だったものが通常の幹のように成長してきました。
(2013年7月26日)
タイムタイムの芽が出てから約2カ月経ちました。
写真のように成長しています。タイムの葉は小さく茎も細いものです。
(2013年9月6日)
タイムは既に収穫しながら育てています。
匍匐性のタイムは横に這うように伸びて、葉の付け根からさらに枝分かれして行きますので、
どんどん茂ってきます。
(2014年6月1日)
タイムを種からそだててから1年経ちました。
昨年の冬前に一回り大きな鉢に移しました。
タイムは耐寒性がありますので、冬に地上部が枯れてしまっても翌年春にはまた葉を付けます。
このタイムも冬には一部の先端を残して葉のほとんどが枯れてしまいましたが、
今年の春にはまた葉をつけて現在の状態になりました。
よく見ると花が咲いている枝もあります。 花が咲くと葉の香りが薄くなるので葉を利用する場合は花を咲かせずに摘み取ったほうがよいでしょう。
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