コリアンダー(パクチー)のタネの取り方|ハーブ栽培記録


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■コリアンダー(パクチー)のタネの取り方

コリアンダー(以下パクチーと呼びます)を家庭菜園で育てる場合、 初めての場合は一般的に種(タネ)や苗を入手して育てることになりますが、 毎年育てたい場合には、育てているパクチーからタネを取れば、翌年にはそのタネで栽培する事が可能となります。

パクチーの葉を利用する場合には、花が咲く前に収穫してしまうので、 タネを取りたい場合には、タネ取り用のパクチーとして、そのパクチーの葉は収穫せずに、花を咲かせてタネを取ることになります。 もちろん実を香辛料として利用する場合も、やりかたとしては基本的に同じですが、 今回は、1株だけタネ取り用としてパクチーを鉢に移し替えて、そのパクチーからタネを取ってみたいと思います。

地植えしたパクチーの一株をタネ取り用として鉢に写した写真 2017年6月14日 (2017年6月14日)
今年はパクチーを地植えとベビーリーフとして育てていまして、 地植えのほうが今まさに収穫時期になっていますが、 その中から1株だけタネ取り用のパクチーとして鉢に写しました。 パクチーは、これぐらい成長してくると、根も大きくなりつつあるので、 根を傷めないように注意しながら鉢に移し替えました。 今回は、写真を撮りやすいように鉢に移し替えましたが、 普通は地植えしたまま葉を収穫せずに育てて行けばOKです。


タネ取り用のパクチーの葉が細かくなってきた写真 2017年6月26日 (2017年6月26日)
タネ取り用のパクチーを鉢に移して12日が過ぎました。 パクチーはある程度生長して、葉の収穫時期を過ぎたころから、急に細かい葉が出て来るようになります。 写真の下の方と中間から上の方では葉の形が違っているのがわかると思います。 梅雨に入って太陽に当らず茎が徒長気味ですので、風などで倒れないように支柱をしました。

パクチーの上のほうに花芽が出来ている写真 2017年6月26日 パクチーの先端のほうには、既に花芽が出来ています。


タネ取り用のパクチーの花が咲いた写真 2017年7月7日 (2017年7月7日)
さらに10日ほどしてパクチーの花が咲き出しました。各枝の先端に白い小さな花をつけます。

パクチーの花の拡大写真 2017年7月7日 パクチーの花は、茎の先端にある放射状の細い茎の先端に小さな白い花を咲かせます。


パクチーの実がなってきた写真 2017年7月19日 (2017年7月19日)
パクチーの花が咲いて2週間ほど経ち、だんだん花が散って来ました。 茎の下の方の葉は既に枯れ始めています。 よく見ると、パクチーの実をつけている枝もありました。

パクチーの実の拡大写真 2017年7月19日 パクチーの実の拡大写真です。まだ花が咲いている茎もありますが、早いころに咲いた花に実がついています。 実の色はまだ緑色です。


パクチーが枯れて来た写真 2017年8月1日 (2017年8月1日)
花が散り出してから10日以上が過ぎ、パクチー全体が枯れて来ました。 茎や葉も茶色くなってきています。

枯れて来たパクチーの実の拡大写真 2017年8月1日 枯れて来たパクチーの実の拡大写真です。実の色も茶色になり、香辛料としてのコリアンダーの実の色になってきました。

枯れて来たパクチーを茎毎切り取り、軒先に吊るした写真 2017年8月1日 これぐらいになったら、茎ごと刈り取って、軒先などの雨のかからない場所に吊るして自然乾燥させます。


パクチーのタネを取るのに洗面器を用意した写真 2017年8月10日 (2017年8月10日)
パクチーが完全に乾燥したので、今日は実を収穫し、タネとして保存してみたいと思います。 まず、茎からパクチーのタネを取るのに、乾いた洗面器や新聞紙などを用意します。

パクチーの実を手で取った写真 2017年8月10日 今回は洗面器を用意し、その上でパクチーの枝の先から手で丁寧にパクチーの実を取って行きます。

パクチーの実からごみを取り外す前の写真 2017年8月10日 枝から実を全て取りましたら、ごみを取り除きます。 パクチーの実にまだ細い枝がついていたりしますので、なるべくこれらの枝や枯れた葉の残骸などを取り除きます。 実は乾いているので、指先で軽く転がすだけで簡単に取れると思います。

パクチーのタネの写真 2017年8月10日 パクチーの実からごみを取り外すと、きれいなコリアンダーになります。一株で市販されているパクチーのタネの量ぐらい取れました。

パクチーのタネを小さなビニール袋に入れて保存する写真 2017年8月10日 取れたパクチーの実は、タネとして来年植えてみたいと思います。 保存は、ジッパー付きの小さなビニール袋などで保存すれば大丈夫ですが、湿気らないように お菓子の袋などに入っている乾燥材などがあれば、一緒に入れておくとより安心です。


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