ハーブ栽培TOP > オリーブの育て方 > オリーブを苗から育てる
オリーブは、苗木から育てると育てやすいと思います。
葉を利用する場合や、観賞用なら1本の苗木を入手すればよいのですが、
オリーブの実を収穫したい場合には、種類の違う2本以上の苗木を入手しないと実つきがよくありません。
また、1本でも実がつくピクアル、ミッション、ルッカなどの品種もありますので、それらを入手します。
(2014年6月3日)
写真は、2月にインターネット通販で購入したオリーブの木の苗木です。植えてから3ヶ月ぐらい過ぎた状態です。
ピクアルという品種で、1本でも実が付きやすい品種なので今回は1本を植えました。高さは約60cmぐらいです。
なるべく日当たりが良く、水はけが良い庭の隅に植えました。
植える2週間前ぐらいまでに土に苦土石灰を混ぜ込んで置きます。
オリーブは風などで倒れやすいので、ある程度大きくなるまでは支柱を立てます。
肥料は植えたあと数週間後ぐらいに株の周りに化成肥料をパラパラとまきました。
(2015年8月23日)
オリーブの木を植えてから1年以上が経ちました。
昨年は植えて間もなかったので、根が落ち着かずにあまり成長しませんでしたが、
今年の春から夏にかけて成長が早くなり、背丈は1.8mぐらいになっています。
しかし、上に伸びた状態ですので、いくら支柱をしても
バランスが悪く、ちょっとした風でも倒れやすくなっているので、
今日は本幹を切り詰めてみます。
オリーブの木のちょうど中間ぐらいにある枝別れしている節から少し上をバッサリ切り詰めました。
こうしておくと、重心が下に来て安定するとともに、切り詰めた下にある枝がまた成長してきます。
全体の写真です。このまましばらく成長させて、ある程度枝が成長したあとの寒くなった頃に、
枝を含めた全体を剪定してみたいと思います。
(2016年7月7日)
オリーブの木を植えてから2年目の夏が来ました。
昨年は夏に一度剪定したのですが、その後に冬前に剪定するつもりが、
そんなに茂っていなかったのでそのままにしておりました。
今年も夏にかけてどんどん枝が伸び、先端部は地上から2m20cmぐらいになっています。
強い風が吹くと大きくしなってしまうので、少し前に支柱を立てました。
葉も茂ってきましたので今日は剪定してみたいと思います。
昨年夏に剪定した場所から枝が5〜6本ほど伸びてますので、 それぞれの枝の中間あたりの、さらに枝分かれしている少し上で剪定しました。 地上部から先端部で1m60cmぐらいに切り詰めました。 剪定した枝は、葉を乾燥させてオリーブリーフティーなどに利用できます。 このように、葉を収穫する場合には、今後も混んできた枝の部分を時々適当に剪定を繰り返して行く事により、 葉はどんどん茂って行きます。
(2017年4月13日)
オリーブの木を植えてから3年目の春が来ました。
昨年7月に剪定して1m60cmぐらいに切り詰めましたが、それからまた枝が伸びて先端部は2m40cmぐらいになっています。
また、昨年と大きく違う点は、昨年より枝全体の横幅が大きくなりました。
暖かくなってきたので、枝の各所から、写真のように新しい枝になる部分が対になって出てきています。
引き続き夏までは、枝が混んできた部分を選定しますが、
このように枝になる部分を残しながら、そのすぐ上あたりで剪定すると、その複数の枝がまた枝分かれするので、葉が多く収穫できるようになります。
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