ハーブ栽培TOP > スペアミントの育て方 > スペアミントを種から育てる
今度はスペアミントを種から育ててみようと思います。
スペアミントはミントの中でも香りの違いが顕著に出るミントです。
種から育てると苗と違って香りを確かめて購入はできませんが、種から育てる楽しみもありますので
今回はスペアミントの種から育ててみようと思います。
スペアミントの種は毎年3月〜4月ごろになると園芸店などで購入できます。また、苗と違ってインターネットなどでは
一年中購入が可能です。
種を蒔く時期ですが、4月〜6月ごろと9月〜10月ごろですが、春をお奨めします。
(2012年4月19日)
スペアミントの種は、近くの園芸店で210円で購入したものです。
種はごまのような形ですが、ごまよりもすごく小さく、直接大きさを計ったわけではないのですが、1mmよりずっと小さく、0.2〜0.3mm程度ではないかと思います。
スペアミントの種はポットに蒔きました。ポットに土を入れてスペアミントの種を数個〜数十個をばら蒔きします。
種を蒔いたあと土はかけません。もし土をかけるとしてもごく薄くかけます。
土は園芸店などに種まき用の土があればそれを利用すると便利です。
種を蒔いた後は、水を与えますが、種が流れてしまわないように霧吹きを使って静かに水を十分かけます。
あとは芽が出るのを待ちますが、芽が出るまでは比較的気温が安定する室内に置いておきました。
また、土が乾燥しないように時々霧吹きで水を与えるようにします。
(2012年5月6日)
5月に入ってからスペアミントの種が発芽して5月6日には数ミリに成長しています。よく見ないとわからないほどとても小さな芽です。
発芽するまでは室内に置きましたが、発芽してからは日光に当てないとひょろひょろと徒長してしまいますので、
今日からは外に出して日光に当てるようにしました。
(2012年5月19日)
種を植えてから1ヶ月ぐらい経ちましたが勢いの良い芽がだんだん出てきました。
背丈はいちばん葉が大きいものでも1cmほどで、葉の先端から反対の葉の先端までもやはりく1cmぐらいです。
背丈が5cmぐらいに成長するまでは少しづつ間引きながら良い苗を残すようにして行きます。
(2012年5月29日)
スペアミントを間引きながら育てて約40日ほどがたちました。葉もミントらしくなってきました。
もう少し成長したら定植できそうです。
(2012年6月03日)
スペアミントの芽も5cmぐらいに成長して立派な苗になってきましたのでこのへんで定植したいと思います。
苗は間引きながら生長させましたので現在は1つのポットに4〜5本ほどです。
今回はプランターに定植します。65型プランターに土を7割程度入れて用意しました。
スペアミントはどんな土でも育つと思いますので特に土はハーブ用でなくてもよいと思います。
スペアミントをポットから抜いて、そのままプランターの土を少し掘った中に置きます。 後で土を足しますので、苗の土の表面がプランターの上から2cmぐらい下に来るように調整しておきます。 今回は1つのプランターに3つの苗を植えました。間隔は20cmぐらいにしました。
苗の位置が決まったら、もともとの苗の土の数ミリ上になるぐらいに土を足します。 スペアミントは繁殖力が旺盛なのでもう少ししたらそれぞれの苗から成長のよい苗を1本残しますが、それまではこのまま育てたいと思います。 最後に水をたっぷり与えて定植は完了です。
(2012年6月10日)
定植してから1週間が経ってスペアミントの苗も元気良く育っています。このへんでそれぞれの苗の育ちの良い1本を残して間引きたいと思います。
なるべく太い茎の苗を残してあとは抜いてしまえばOKです。
(2012年6月21日)
定植してから育つスピードが速くなり、写真上のように背も高くなってきました。
また、写真円内のように、根元から地下茎の新しい芽も地上に出てきましたので3つの苗すべてを地上から1節目で切り戻しました。
切り戻す事で脇芽が成長し、どんどん茂ってきて葉を多く収穫できるようになります。
(2012年8月22日)
スペアミントは何度か収穫していますが、8月の後半には現在の写真のように増えました。
経験上、スペアミントの香りは株によって少しずつ違います。また同じ株でも土の性質や肥料などの影響でも違ってきます。
今回の種から育てたスペアミントは少し香りが良くありませんでした。これはもちろん人によって好みが分かれるところですが…。
1.スペアミントを植木鉢で苗から育てる
2.スペアミントを種から育てる
3.スペアミントを挿し芽(挿し木)で増やす