ハーブ栽培TOP > クレソンの育て方 > クレソンをタネから育てる
クレソンを実際に栽培していみたいと思います。
一度植えれば、挿し木で増やせますので、お知り合いなどで栽培している方がいれば、
茎をカットしたものを譲ってもらうなどが出来ますが、
一般的には最初は園芸店などで、タネか苗を入手する方法となります。
季節にもよりますが、クレソンは苗が出ていることはまれなので、今回はタネを入手してタネから育ててみたいと思います。
植える時期としては、暑い7月〜8月と寒い12月〜2月ぐらいを避ければいつでも大丈夫ですし、
温度をコントロールできる室内なら、いつでも育てられますのでそれほど気にしなくて大丈夫です。
(2016年5月28日)
近くの園芸店で200円で入手したクレソンのタネです。
ウォータークレスと表記されていました。
タネは茶褐色で、気を付けて取り扱わないとどこかに飛んで行く位いとても小さい(写真は拡大したもの)ので、
袋から一度スプーンなどに移してからタネをまくと作業しやすいと思います。
タネ植え用などのポットを用意し、園芸店などで売っているタネ植え用の用土を入れ、
表面にクレソンのタネを10数個ぐらいばらまきします。
タネの上からタネがかるく被るぐらい数ミリ程度うすく用土をかけ、
タネが流れないように、土の上から霧吹きなどで水をタップリ与えます。
あとは明るい日陰などで芽が出るまで管理します。
水は、土が乾かないように上から霧吹きで与えるか、
水受けにタップリ水を入れておき、下から吸い上げるようにしておきます。
(2016年6月2日)
クレソンのタネを植えてから3日から4日目で芽が出て来ました。
クレソンの芽も写真(タネを植えてから5日目)のようにとても小さなものです。
しばらくしたら混みあっているところを間引きします。
(2016年6月19日)
クレソンの芽が出てから17日経ったところです。
地上部は5cmぐらいになっていますので、今日は定植してみたいと思います。
今回の定植は、冬でも収穫したいので、室内に置くことを想定して、
鉢植えで育てたいと思います。
今回クレソンを植える小さなプランターを用意しました。
中にはハイドロカルチャー用のハイドロボールを入れました。
クレソンの根は細いので、ハイドロボールはなるべく小さ目のものを使いました。
クレソンをポットからそっと取り出した後、土がついたまま2つに分けてプランターのハイドロボールの中2カ所に入れ、
苗のまわりにハイドロボールを足して、元々の土が隠れる程度にします。
その後、元気な苗を1株残して後はカットしました。
今回はプランターに2株とする為に2つに分けて植えましたが、これはプランターの大きさに併せて何株にするかを決めればOKです。
後は水をタップリ与えます。
水やりはプランターが半部ぐらい水につかるような深めの受け皿に水を足して、常に水受け内に水がある状態にしておけば大丈夫です。
特に夏などには受け皿の水は時々入れ替えて水が腐らないようようにします。
苗が伸びて来たら、その都度、茎の途中(下に数枚の葉を残して)からカットして収穫することで、
その下の茎の葉の付け根から、新しい芽が伸びて来るので続けて収穫が可能となります。
肥料は、月に1回ほどの割合で、液体肥料を水に数滴混ぜて与えておきます。
(2017年1月30日)
写真はクレソンのタネを植えて半年以上が経った状態の写真です。
収穫しながら育てています。
クレソンは、気温が10度から20度の間ぐらいが元気に育つので、
冬の室内では夜間と日中との温度がちょうどそのくらいなので、
冬になるにつれて生育が旺盛になってきました。
クレソンのタネを植えたのが夏に向かっての時期だったので、
室内に置いて育てていたとはいえ、数日の不在の時などエアコンを切っているときは室内が暑くなってしまうこともあるので、
その場合は外の日陰などに出すなどして管理しないと枯れてしまう場合があります。
その他は水さえ絶やさなければクレソンを育てるのはそんなに難しくはありません。
(2017年4月8日)
昨年タネから育てているクレソンですが、4月になって気温が上がってくるとどんどん成長しています。
タネを植えた年は割とゆっくり成長していましたが、ひと冬越して根がしっかしてきたせいか成長が極端に早くなりました。
これは室内に置いて育てているのですが、
このごろ収穫しても数日でこんもりと成長するので、料理の付け合せだけでなく、サラダにしたりして積極的に食べています。
関連記事
クレソン(ウォータークレス)の育て方
クレソン(ウォータークレス)をタネから育てる
クレソン(ウォータークレス)を挿し木で増やす
クレソン(ウォータークレス)を水挿しで増やす