ハーブ栽培TOP > キャットニップの育て方 > キャットニップを挿し芽(挿し木)で増やす方法
今年、苗から育てているキャットニップは既に葉を何度か収穫していますが、このへんで挿し芽で増やしてみたいと思います。
キャットニップは挿し芽で簡単に増やす事ができます。
(2012年5月23日)
写真は、5月23日のキャットニップです。株自体が大きくなってきていますので、鉢の植え替えも必要になってきますが、
それはまたの機会にしたいと思います。
今回は、挿し芽で増やしたいと思いますので、まず挿し穂を作りたいと思います。
キャットニップの背の高い茎を選び、その根元の1節の少し上からカットします。
今回は2本カットしました。
カットした茎の下から2節ぐらいの葉を茎の付け根からカットして葉を落とします。
それからその上の葉がついた節を2節残してその上の茎もカットします。
また、ついている葉がちょっと大きかったので葉も半分ぐらいから先をカットしました。
気をつける事としては、茎は傷つけない事と、葉がついている節の付け根から新しい脇芽が出ているものがありますので、
それも傷つけないように気をつけて下さい。ここの部分が成長してきます。
挿し穂が出来ましたが、今回は水挿しをして水の中で根を出してから植えたいと思います。
もちろんそのまま挿し穂してもよいのですが、根が出てから挿し芽するほうが失敗しにくいからです。
水を入れた容器に先ほどの挿し穂を入れます。この時に茎の下の葉を落とした部分が水の中入るようにします。
この部分から根が出てくるからです。
根が出てくるまでは日陰に置きますが、室内に置くのが気温も安定しているので良いと思います。
(2012年6月11日)
挿し穂を作ってから18日経ちまして、根も大きく育ってきました。
写真は上から撮ったものですが、節の部分から根がいっぱい出ているのがわかります。
このへんで鉢に植え替えたいと思います。既に根が出ているので植え替えが失敗する事は少ないと思います。
5号鉢を用意して底石を敷き、それに土を入れます。
土の真ん中を少し掘って挿し芽の根を傷つけないようにそっと入れて土をかけます。
最後に水をタップリ与えて植え替えは完了です。
葉の付け根から脇芽もある程度育ってきていますね。
(2012年7月22日)
鉢に植え替えてから20日ほど経ちましてキャットニップも結構育ってきました。
もう少ししたら摘心をして脇芽を増やして行きます。
また、根元からも小さな脇芽が出てきていますのでどんどん株も大きくなって行くと思います。
(2012年9月26日)
本株のほうのキャットニップは切り戻して何度か収穫しながら9月現在この大きさになっています。
9月に入って花芽をつけはじめ、9月の後半には花が咲きました。
葉を利用する場合には花芽が出てきたら摘んでしまったほうが良いのですが、
葉の収穫もたくさんしたので花を咲かせてみました。
1.キャットニップを植木鉢で苗から育てる
2.キャットニップを挿し木(挿し芽)で増やす