ハーブ栽培TOP > ウコギの育て方
ウコギは、ウドやタラの木、コシアブラなどと同じウコギ科の低木で、
根の皮は五加皮という滋養強壮の薬用として利用され、春先に出る若葉は山菜として重宝されています。
若葉は、ウコギごはんや天ぷら、おひたしなどの他、ウコギ茶などの利用の仕方もあります。
中国が原産とされ、日本では生垣などに植えられて利用されて来ました。
暑さや寒さにも強く、日本全国で栽培する事ができます。
栽培は苗木を入手して植えると手軽に育てられます。
日当たりが良く水はけの良い場所に植えれば、夏にかけてどんどん成長し、枝の先端や茎の途中、時には株元などから
新しい芽が伸び出して来ます。冬を前に葉は落ちてしまいますが、そのまま戸外で冬越しできます。
翌年の春になると、枝に若葉が出てきますので、出て来たばかりの柔らかい葉は山菜として食用に利用できます。
肥料は、3月初旬ぐらいの若葉が出る前と晩秋の葉が散ったぐらいの時期に、
緩効性の化成肥料を株の回りにパラパラとまいておくぐらいで大丈夫です。
ウコギは挿し木で簡単に増やせます。
枝を剪定した時に、切った枝を土に挿しておくだけで条件が良ければ発根します。
失敗を少なくするには、葉をつけたままの枝を15cmぐらいに切りそろえ、
枝の上部のほうの葉を2枚ぐらいを残して、下の部分の葉を切り落として挿し穂を作ります。
コップなどに、切り落とした葉の節の部分が2節ぐらい水に浸かる程度の水を入れ、その水に作った挿し穂を1時間以上浸けてから、挿し木します。
鉢植えの場合は、予め定植用の鉢に赤玉土、腐葉土、緩効性肥料を混ぜたもを用意しておき、これに直接挿し木し、発根するまで日陰で管理します。
地植えする場合でも、一度ポットなどに挿し木用の用土を入れたものに挿し木し、発根するまで日陰で管理したほうが良いと思います。
発根したかどうかは、残した葉の付け根から新しい芽が伸びだし、その成長加減で判断出来ますが、概ね1ヶ月以上はポットで管理し、その後地植えします。
ウコギは多くの種類がありますが、食用としてはヒメウコギ、ヤマウコギ、ケヤマウコギなどが有名です。
ウコギの葉を食用に利用したい場合、やはり春に出たばかりの若葉が香りも良いのでおすすめなのですが、
ウコギの葉はすぐ大きくなり固くなってしまいますので、若葉を採取できる期間はごくわずかです。
しかし、若葉の季節が終わったからといって、諦める必要はありません。
ウコギは、若葉の季節を過ぎた4月ぐらいから、枝の先端や、幹の途中などから、新しい枝(新梢)を伸ばし出します。
この新しい枝には、もちろん新しい葉も出て来ますので、その出たばかりの葉を摘んで食用に利用できるのです。
また、この新梢の先端のほうの柔らかい茎も食べる事が出来ますので、おひたしや天ぷらにすると美味しく食べられます。
また、ある程度株が成長して大きくなったウコギがあれば、長く伸びてしまった枝や幹を途中で剪定してカットしてやる事により、
カットした付近から2〜3本ほどの新しい枝が伸びだして来ますので、この新梢も利用する事も出来ます。
このように、伸びて来た枝の剪定を繰り返す事により、春から秋口までウコギの若葉を利用する事が出来るようになります。
ウコギを苗から育てる
ウコギを挿し木で増やす
ウコギ茶の作り方
ウコギを実際に育ててみる栽培記録です。
ウコギの育て方(家庭菜園と実のなる木)
ウコギの育て方を解説しているサイトです。
ウコギの育て方(うこぎの町米沢かき根の会)
ウコギの育て方を解説しているサイトです。生垣の作り方なども解説もあります。
PDF:ウコギの栽培方法(山梨県森林総合研究所)
ウコギの栽培方法を解説しています(PDFドキュメントです)
ウコギの健康に関する効能の紹介(山形産業資源調査研究所)
ウコギの効能を解説しているサイトです。
ウコギのレシピ(クックパッド)
ウコギの料理を解説しているサイトです。