ハーブ栽培TOP > セージの育て方 > セージをタネから育てる
セージは、タネ、苗から育てたり、挿し芽(挿し木)で増やしたりできます。
今回はタネをまいて育ててみようと思います。
セージのタネは春の3月〜5月ぐらいと秋9月〜10月ぐらいにまきますが、今回はちょっと暑くなりかけているこの時期(現在6月末)にやってみようと思います。
ちなみにセージはタネから育てると最初の1年目は成長が遅いので、1年目から収穫したい場合には苗を購入して育てることをおすすめします。
(2013年6月28日)
今回はタネは園芸店で200円ほどで購入したものを使います。
セージのタネの大きさはゴマつぶぐらいの大きさで、丸みをおびています。色は黒に近い深い茶色をしております。
園芸店などで売っているタネまき用の土を小さなポットに入れて、セージのタネを5〜6個ほどばらまきました。
その上から土を薄くかけますが、今回はバーミキュライトをふりかけました。
タネをまいたら水を与えますが、ジョーロやホースなどで水を与えると、
水の勢いが強かったりしてタネが浮いたり偏ったりしますので、
水は霧吹きなどでまんべんなく吹きかけるとよいと思います。
(2013年7月5日)
タネをまいてから1週間で芽が出ました。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、2本の大きめの芽のほかにあと2本小さな芽が出ています。
(2013年7月26日)
タネをまいてから約1ヶ月です。本葉も出てきました。
4本の発芽がありましたが、そのうちの2本は暑さのせいなのか枯れてしまいました。
しかしあと2本は順調に育っている感じです。
ちょっと早いかもしれませんが、今日は鉢に定植してみます。
6号鉢を用意して、3分の2ほど土を入れ、セージの苗をポットからそっと取り出して鉢の中に入れ、 まわりから土を入れます。 鉢に入れる時に、セージの苗の土が鉢の上の淵から2cmほど下にくるように調整して下さい。
植え替えが終わりましたら最後に水をたっぷり与えます。 ついでに2つあった苗の大きなほうを残してもうひとつのほうは抜いて1本立ちにしました。
(2014年5月28日)
写真はセージを植えて1年近く経ったものです。セージはタネから育てた場合には1年目は成長が遅いです。
昨年の定植後から少しずつ成長していたのですが、冬には葉が黒ずんできて成長が止まりました。
今年の春から黒ずんだ先の部分から新しい芽が成長してきてここまで成長しました。
やはり2年目は成長が早いですね。
少し前に大風が吹き荒れて、セージは茎の中間ぐらいから曲がってしまいました。
曲がったついでといってはなんですが、このへんで摘芯しておきたいと思います。
よく見るとセージの茎の下のほうや、葉の付け根あたりから新しい脇芽が出ています。
曲がりはじめた茎のあたりの葉の少し上でカットして摘芯しました。 セージは摘芯すると、脇芽が成長してきますので葉を多く収穫する事ができますし、 ひょろひょろと徒長しにくくなりますので実行して下さい。
(2014年6月3日)
セージを摘芯してから1週間経たないうちに
葉の付け根から脇芽が四方八方からどんどん成長してきました。
(2014年6月10日)
摘芯してから2週間ほど経ちました。
脇芽から出ている葉も収穫できるほどに成長しています。
(2014年6月30日)
摘芯後1ヶ月を過ぎました。
これぐらい成長すると収穫しても良いでしょう。
下葉を1〜2節残してその上で収穫しながら摘んで行くと、各枝からさらに脇芽が成長して茂って行きます。