ハーブ栽培TOP > サフランの育て方 > サフランを球根から育てる
サフランは、秋から冬にかけて花が咲くので、夏野菜が終わってからでも育てる事が出来ます。
栽培は球根を植えるのが一般的ですので、
今回は市販のサフランの球根(種球)を入手して庭に植えてみたいと思います。
種球は、なるべく大きくてしっかりしたものを入手します。
(2016年10月26日)
サフランの種球は、ネットの通販サイトで398円で購入しました。
種球は8月ごろから園芸店やホームセンターなどで販売されはじめますが、
10月も終わるころには売り切れでなくなってしまう場合があるので、
お店に置いていない場合はインターネットのネットショップなどで購入する事もできます。
少量だと送料がかかってしまいますが入手が困難な地域などでは便利です。
今回購入した種球は、全部で5個入っていました。
球根の全てで既に芽が出ていましたが、芽を折らないように取扱いに注意すれば問題ありません。
今回は、庭に植えてみたいと思いますが、なるべく日当たりが良く水はけが良い場所にします。
植える前に土と腐葉土と化成肥料を混ぜて軽く耕して置きます。
そこに深さ10〜15cmぐらいの穴を掘り、種球は球根の根が出ていた部分が下になるように向けて穴の底に置きます。
(ちなみに上のほうに写っているのはオリーブの苗を植えたものです)
土をかけたあと、水をタップリ与えれば終了です。
(2016年年11月14日)
サフランの種球を植えてから18日経ちましたが、気が付いたら土の上に芽が出て既に花のつぼみも出ていました。
(2016年11月16日)
サフランの花が咲きました。
紫の花びらの中に黄色の雄しべと、赤く長い雌しべが見えます。
サフランの雌しべを収穫する場合にはこのように花が咲いたらすぐに収穫します。
サフランの雌しべは1つの花に3本ありますが、根本で1つに繋がっています。
雌しべのなるべく奥のほうを指でつまんで引っ張ると根本から取れて収穫できます。
収穫した雌しべはティッシュペーパなどの上で室内や日陰で自然乾燥させます。
(2016年11月21日)
サフランの花が咲き始めて5日経ったところで花のピークになりました。
1つの種球から3本から5本ぐらいの花が咲きました。
全ての花から雌しべを収穫しました。
雌しべを収穫したあとはサフランはそのまま葉を成長させて冬越しさせます。
(2016年11月26日)
収穫したサフランの雌しべを乾燥させて5日ほど経ち、完全に乾燥した状態になりました。
乾燥させたあとは、口が閉まる小瓶やビニール袋などに入れて保存します。
お菓子袋などに入っている乾燥材を一緒に入れておくと良いでしょう。
サフランの種球を植えてからちょうど1ヶ月で雌しべの乾燥まで出来ました。
(2016年12月3日)
花のピークから10日以上経ち、サフランは葉だけになりました。
花が終わっても葉はしばらく成長しますが、20〜30cmぐらいで成長が止まります。
花が終わったら追肥として化成肥料を土の表面にまいて、
そのまま冬越しさせます。
(2017年5月13日)
サフランを植えてから年を越し、半年以上が経ちました。
サフランの葉はその後も成長を続けましたが、今年の2月ぐらいで成長が止まりました。
その頃に化成肥料を株のまわりにパラパラとまいて追肥しました。
葉の長さは結構長くなり、50cmぐらいになっているものもあります。
4月ぐらいまではまだ青かったのですが、5月に入ってから葉の先の方から急に枯れ始めました。
サフランはこの時期に球根を堀り出して種球にしますが、掘り上げずにおけば今年の秋にまた芽を出します。
しかし、数年経つと球根が混んできますので、その時は球根を掘り出して種球にし、秋に植え直すなどしたほうが良いでしょう。
今回は、植えてまだ1年目なので、このまま放任してみます。
(2017年5月22日)
サフランの葉が完全に枯れました。
今回は球根をり堀り出さずにそのまま放任しますので、
今日はこの枯れた葉を取り除きます。
葉は完全に枯れていて、手で引っ張ると地上部付近で簡単に切れました。
地植えなので、あとは秋に自然に芽が出るまでこのままの状態にします。