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■ローズヒップの育て方
ローズヒップは、バラ（バラ科バラ属）の果実のことで、食用に利用するのに栽培されているものの多くは
イヌバラ（ドッグローズ）の果実が使われます。
ローズヒップには、ビタミンCなどのビタミン類、βカロテン、リコピンなどのカロチノイドのほか、
鉄分やカルシウムなどのミネラル分も豊富で、ジャムやハーブティーなどに利用されております。
ローズヒップを収穫するときに栽培されるイヌバラ（ドッグローズ）は、
ロサ・カニーナやワイルドローズとも呼ばれていて、地中海沿岸からヨーロッパ、西アジアなどに自生している原種のバラのひとつで、
背丈は3m〜4mぐらいになる低木の常緑樹です。
他の木などに絡みつく半つる性の習性があるため、支柱を立てて生垣などにも利用できます。
花は5cmぐらいの一重で、5〜6月ぐらいに白や薄いピンクの花を咲かせます。
その後、2cmぐらいの卵形の果実をつけ、秋以降に赤く熟したものをジャム、マーマレードなどに利用したり、
乾燥させて果皮をローズヒップティーに利用したりします。
栽培は、タネから育てることもできますが、苗を入手するのが簡単です。
少し育ってくれば、剪定した枝を挿し木して増やす事が可能です。
苗は日当たりが良く、水はけが良い場所に植え付けます。
植え付けの2週間前ぐらいまでに耕した土に腐葉土と緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおきます。
植え終わったら水をタップリ与えます。
あとは春から秋にかけて1ヶ月に1回ぐらいに即効性の化成肥料を株元土の上にパラパラとまいておけば大丈夫です。
耐寒性がありますので地植えでOKです。
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