ハーブ栽培TOP > コゴミの育て方
コゴミはクサソテツという多年草シダで、特に芽が出てすぐの若芽のことを指す場合があります。
この若芽は、先端がぜんまいのように渦巻きの形をしており、春の山菜として食され、「ごごめ」と呼ばれている地方もあります。
この若芽が成長すると、コゴミの葉の部分になり、ちょうどクサソテツという名前のとおり、ソテツの葉のように広がりますので、観賞用としても利用されています。
耐寒性があり、胞子と地下茎で増え、日本各地に自生しています。
コゴミの育て方は、株分けや地下茎を入手して植えるのが一般的です。
植える場所としては、直射日光には弱いので、なるべく直射日光に当たらない、半日陰か明るい日陰を選びます。
また、乾燥を嫌いますので、乾きやすい場所では水持ちを良くする為にミズゴケや藁、腐葉土などでマルチングをしたほうが良いでしょう。
植える時期は1年中いつでも可能ですが、新しい芽が出る前の2〜3月ごろなら、
その後に芽が出て葉を茂らせ、株が大きくなりやすいので、そのころをおすすめします。
大きな株を植えた場合、植えた年にも普通の大きさのコゴミの芽が出て来る場合がありますが、
株を疲労させない為に、植えた年には収穫せずに、次の年から収穫したほうが良いでしょう。
また、特に子株や地下茎を植えた場合は最初は小さな芽しか出ませんので、収穫は早くても翌年または翌々年以降にして下さい。
収穫は、春先に数本の若芽が出てきますので、先端が渦巻き状になっている状態の葉が開かないうちに随時行います。
根本から数センチ上の部分を手で折るようにすると簡単に収穫できます。
最初の芽を全て摘んでしまってもしばらくするとまた新しい芽が中心付近から出て来ますので、2〜3回ほどは繰り返し収穫できます。
但し、出て来る芽を全て収穫してしまうと株が弱ってしまいますので、数回収穫したらその後に出て来る若芽は収穫せずに全ての葉を全開させて下さい。
きれいに開いた葉は鑑賞用としても楽しめます。
コゴミは地下茎と胞子で増えます。胞子は夏ごろに中心付近から垂直に近い数本の胞子葉が出てきますが、ある程度大きな株にならないと出てきません。
それに対して地下茎は、比較的小さな子株からでも出てきて、その先にまた子株をつけて増えて行きます。
早ければ植えた翌年には少し離れた場所に出来た子株から若芽が出てきますので、
もし鉢植えにする場合は、放っておいても増えやすいように、なるべく大きなプランターなどに植える事をお勧めします。
肥料は、春先の若芽が出る前と秋に葉が枯れた後ぐらいに緩効性の化成肥料や有機肥料を与えます。
秋の終わりのころ寒くなってくると葉は枯れてしまいますが、
株は耐寒性がありますので、冬はそのまま外で冬越しでき、翌年の春にまた若芽を出します。
コゴミは、ビタミン類やミネラル類をバランスよく含んでおり、蕨やぜんまいと違ってアクがなく、アク取りが必要ないので料理がしやすい山菜です。
おひたしやゴマ和え、天ぷらなどでおいしく食べる事が出来ます。
コゴミを株から育てる
コゴミを実際に育てる栽培記録です。
コゴミ栽培(日原タラの芽生産組合)
コゴミの育て方を解説しているサイトです。
コゴミの栽培法(山菜取りにでかけよう!)
コゴミの育て方を解説しているサイトです。
こごみの効能・効果(食品の効果効能辞典)
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コゴミのレシピ(クックパッド)
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