ハーブ栽培TOP > イタリアンパセリの育て方 > イタリアンパセリをタネから育てる
イタリアンパセリは、2年草なので、新しく栽培する場合は一般的には苗を購入するかタネから育てますが、
今回はタネから育ててみようと思います。
タネまきは3月〜5月ごろの春まきと9月〜10月ごろの秋まきができます。
(2013年5月21日)
イタリアンパセリのタネは、近くの100円ショップで2つで105円で購入しました。
タネはゴマぐらいの大きさですが、写真でもわかるように、三日月形のような形をしており、
色は灰色に近い感じです。購入したタネの発芽率は65%以上となっていました。
タネは、小さなポットにタネまき用の土を入れてそこに数個ばらまきしました。
イタリアンパセリのタネは、発芽する時に光がないと発芽しにくいので、
まいた後は手でタネを押さえつける程度で、土はかけずにおきます。
もし土をかける場合には薄くタネが隠れる程度にしておきます。
水は、タネが流れないように霧吹きなどで与えて、
発芽するまでは土を乾かさないように時々水を与えならが管理します。
(2013年5月30日)
イタリアンパセリのタネをまいてから10目で発芽しました。
5月も下旬になって暖かいので結構早く発芽したようです。
イタリアンパセリのふた葉は、写真のように細長い葉の形をしています。
(2013年6月7日)
イタリアンパセリが発芽してから1週間経ちました。
良く見ると小さいながらも、もうイタリアンパセリの葉の形をした本葉が出てきました。
発芽しているタネをみると、もう本葉が出ているものもあれば、まだ発芽したばかりのものもあります。
タネをまいてから霧吹きで水をかけていたのですが、やはり土が流れてタネに積もった場合には、
発芽するまで時間がかかりますのでこのような差が出てきたのかも知れません。
このような場合には水を受け皿から吸わせる腰水で水を与えたほうが良いですね。
(2013年6月21日)
イタリアンパセリが発芽してから3週間経ちました。
背丈が大きいものは10cm以上になっていますので、鉢に定植させたいと思います。
また、定植と同時に間引いて1本にします。
6号鉢を用意しました。鉢の底に底石を入れ、土を3分の2程入れておきます。
土はハーブ用の土が手軽で良いですが、水はけが良い土であれば腐葉土などを混ぜておけばよいでしょう。
ポットから苗をそっと取り出して鉢の真ん中に置き、まわりに土を入れて行きますが、
苗のもともとの土が鉢の上から2cmぐらい下の高さに調節しながら土を入れます。
植え替えが終わりましたら、一番大きな株で生きの良い苗を1本残してあとは抜いてしまいます。
もし長方形のプランターなどで複数の株にしたい場合には、タネを植えるポットを株の数だけ用意してタネをまき、
15cmぐらいの間隔を空けて同じ要領で定植させればOKです。
最後に水をタップリ与えて植え替えは終了です。イタリアンパセリは乾燥に弱いので、
鉢で育てる場合には土の表面が半乾きになったら水をタップリと与えて下さい。
もし旅行などで数日水を与える事ができないような場合には、受け皿に水をタップリ入れて、
下から水を吸い上げる事ができるようにしておきます。
(2013年7月12日)
イタリアンパセリを鉢に定植してから3週間経ちました。
新しい芽が次々と出てきています。
(2013年8月4日)
イタリアンパセリが収穫できるぐらいに成長しました。
(2014年6月1日)
昨年種から育てたイタリアンパセリですが、秋の終りに一回り大きな鉢に移し替えました。
冬は成長こそ緩慢になりますが葉は緑のまま枯れもせずに冬を越しました。
1年目は花は咲きませんでしたが、2年目の春に入って花芽が伸びてきました。
先端が既につぼみになっているものもあります。
葉を利用する場合には花芽が伸びてきたら花芽を摘んでしまったほうが
やわらかい葉を利用できます。