
ハーブ栽培TOP > ドクダミの育て方
	
	ドクダミは、ドクダミ科の多年草で、特に東アジア各国に自生しているハーブです。
	日本でも全国で見られ、山間部はもちろん、住宅地や都市部の道端や緑地帯などにも群生している事があります。
	草丈は30〜50cmぐらいになり、葉は、葉先を下にして見るとハートの形をしています。
	6月頃に白い小ぶりの花を咲かせ、その先にドーム状に小さく黄色いものをいっぱいつけますが、花の本体はこの黄色い部分です。
	冬前に地上部は枯れますが、翌春にまた芽を出します。
	タネでも増えますが、地下茎での繁殖力が強く、あっという間に他の植物を駆逐するように広がります。
	
	名前のドクダミは、毒を抑えるという意味の「毒矯み」から来ているとされ、
	生薬名の十薬(じゅうやく)として、葉や茎を乾燥させてたものを、高血圧や動脈硬化の予防効果に用いられています。
	その他にカリウムによる利尿作用や、特に生の葉や茎には独特の強い臭いがあり、強い抗菌作用があります。
	
	ドクダミは、タネや株分けで育てる事が出来ます。株分けは一年中可能です。
	雑草として公園や道ばたにもよく生えていますし、住宅地などでもよく自生しているので、
	土地の持ち主に一声かけるなどすれば入手は難しくはないと思います。
	冬など地上部が枯れている場合には根や地下茎を切断して採取すればOKです。
	
	ドクダミは、放っておいても育つぐらい繁殖力が強く、日向でも日陰でも良く育ちます。
	また、耐寒性もありますので育てやすいハーブです。
	気を付ける点があるとすれば、その旺盛な繁殖力のために、
	あっとうい間に群生して広がりますので、近くに別の植物を植えている場合には、
	他の植物を駆逐してしまわないように、根を遮る板などを土の中に埋めたり、鉢やプランター植えにするなどの対策をします。
	
	増やし方としては、株分けが手軽ですが、その他にドクダミの株を引き抜くか掘り出すと、根から地下茎が出ていますので、
	その地下茎を5cmぐらいに切断したものを、土の中に埋めておくだけで発根して地上に茎を出してきます。
	
ドクダミの葉にはいろいろな効能があるとされ、特に乾燥させた葉はドクダミ茶として利用されているのは有名です。 また、葉には独特の強い臭いがありますが、天ぷらなどに利用できますし、 生の葉でも熱を加えるとその臭いが薄れますので、量を調節するなどすれば、フレッシュハーブティーとして楽しむ事も出来ます。
	ドクダミを株分けで育てる
	ドクダミを実際に育てる栽培記録です。
	
	ドクダミの育て方(ガーデニング花図鑑)
	ドクダミの育て方を解説しているサイトです。
	
	ドクダミの育て方(みんなの趣味の園芸 NHK出版)
	ドクダミの育て方を解説しているサイトです。
	
	どくだみ「十薬」(医王堂薬局)
	ドクダミの効能などを解説しているサイトです。
	
	ドクダミのレシピ(クックパッド)
	ドクダミの料理を解説しているサイトです。