ハーブ栽培TOP > キダチアロエの育て方 > キダチアロエを切り戻して挿し木や株分けで増やす
キダチアロエは2010年から2鉢ほど育てているもので、何度か葉肉を食べるのに収穫しているうちに、
バランスが悪くなってしまいました。また、根元から子株が育ってきてしまっているので、
このへんで切り戻しと株分けを行いたいと思います。
(2013年5月18日)
写真のように、キダチアロエは茎が上に伸びて行きますので、葉を収穫して行くと、
下の方は茎だけひょろっとした感じになってしまい、バランスが悪くなります。
また、茎の根元から数本の子株が成長しているのがわかります。
バランスが悪くなったキダチアロエは、葉の数センチ下の茎をカットして切り戻す方法で植え替えます。
カットした根の方からも、株元や茎から新しい芽が育って行くのでこれも植え替えます。
また、子株もカットして挿し木する事により、キダチアロエをどんどん増やす事が可能です。
写真は、キダチアロエを葉がついている数センチ下からカットし、鉢からそっと抜きました。
カットした上のほうから、さらに葉を数枚はぎ取ってります。
見てわかるとおり、根がビッシリで、下の方でぐるぐる巻きに成長していました。
下の株のほうは、子株を切りやすくするため、土を丁寧に落として行き、根もある程度カットしてしまいます。
次に、子株をハサミやナイフなどでカットして行きます。子株は、根が出ているものと、根がなく、茎から出ているものがありますが、
基本的には根がついているもはできるだけ根をつけた状態で株分けし、根も長ければ短めにカットします。
茎から出ているものはそのままハサミなどで子株の根元からカットすればOKです。
写真のように切り戻した葉の部分、株元の部分、子株の部分に分けました。子株も下のほうの葉を数枚はがしておきます。
キダチアロエは、切り戻しや株分けしてもすぐには挿し木はせずに、切った部分を十分に乾燥させなければなりません。
これは、そのまま挿し木するとカットした部分から雑菌が入って枯れてしまうのを防ぐためです。
できれば1か月以上は風通しのよい日陰で乾燥させたほうが良いでしょう。
キダチアロエの切り口を乾燥させる為に、ひもで結んで、日陰の風通しが良い軒先などに吊るしておきます。
今回の子株は生きの良い大きなものだけ植える事にします。この状態で1カ月ほど待ちます。
(2013年6月23日)
キダチアロエの切り口を乾燥させてから1カ月以上経ちました。
切り口は乾燥していて挿し木しても大丈夫だと思います。
同じ6号鉢を用意して底石を入れて水はけのよい土を入れます。
鉢の真ん中に挿し木すればOKです。
ポイントは、植え替え後にすぐに水を与えてはいけません。
土になじむまで2週間ほどそのままにしておいてから水を与えます。
子株なども同じ要領で植え替えれば完了です。